時計は身につけるべきなのか
一昔前には男性にとって腕時計はビジネスアイテムとして大事なものの一つとしていました。
営業マンには腕時計と靴は良いものを身につけろと上司が言うのが定番のうたい文句とされていたのです。
これは、商談やお客さんとの面会中など、人と会う場面で、相手はよく腕時計と靴に目がいくというのが理由です。
そこで、腕時計が良いものであったり、靴が綺麗だったりするとそれが好印象を与えて商談がうまくいくと言うように考えられていました。
しかし、最近では時計を持たない人が増えています。
これは、時計に意味や価値が見出せない人が増えたことが一因と言われているのです。
今はほとんどの人が時間を知りたいと思えばスマートフォンを確認します。
そのため、時計がなくてもスマートフォンがあれば事足りると考えるのです。
もう一つ、時計にお金をかけるなら他のものにお金を使いたいと想う人が増えました。
昔は時計がオシャレの一つとして楽しむ人が多かったのですが、今は長引く不況や雇用形態の悪化から、時計を買うよりも他のことにお金を使いたいと思う人が多いのです。
しかし、そのような時代だからこそ時計は良いものを身につけたいものです。
それによって周囲と差別化が図れますし、好印象を与えるチャンスにもなります。
そこで、ここでは年齢別にみる時計の金額を紹介していきます。
20代の時計事情
20代の人たちは3人に1人は時計を身につけないと言われています。
そのため、腕時計の相場を聞くと最も多いのが0円です。
次に多いのが1万円から3万円の20パーセントです。
大体の人が就活用や就職時に購入した時計をそのまま使い続けていると言うケースが多いことが伺えます。
30代以降の時計事情
30代を過ぎたあたりから、質の高い小物を身につけることへの関心が高まります。
例えばカバンも革製のものを身につけたり、ペンを万年筆に持ち替えたりするのもこの年代以降です。
そこで、仕事の際にもスマートフォンではなく時計できちんと時刻を確認すると言う人がほとんどです。
ブランドものの時計を身につける人が多く、ほとんどの人が10万円以上の腕時計を身につける傾向にあります。
収入が安定してくる人も多いですし、結婚の時期を迎える人も多いです。
そうすると、ボーナスで高級腕時計を購入したり、結婚の際の婚約指輪や結納品のお返しで高級腕時計を購入してもらったりすることもあります。
そのような場合には50万円近い腕時計を購入することもあるのです。
また、中にはビジネス用の時計とカジュアルな休日用途を分けたいと考える人もいます。
そのような人は意外とビジネス用よりもオフの日用の時計が高いこともあります。
小さいことですが、小物が良いものになるとそれだけでも仕事にやる気が出て頑張れることもあります。
特に、時計は仕事中に目につくのでモチベーションアップには最適です。