JAXAの食堂とは
JAXAとは、日本の宇宙開発を担当する機関、日本宇宙航空研究開発機構のことです。
1955年に設立されたこの機関は、科学技術庁(現在の文部科学省)の下で、宇宙と航空の分野における研究開発を進めています。
JAXAの活動範囲は非常に広く、人工衛星の打ち上げや宇宙探査、国際宇宙ステーション(ISS)への日本人宇宙飛行士の派遣などさまざまです。
また、地球環境や災害対策に関する研究、次世代航空機の開発など、私たちの生活や社会に直結したテーマにも取り組んでいます。
宇宙開発という先進的な分野で活動するそんなJAXAですが、そこに勤める職員や研究者たちが日々利用する食堂が、実は隠れたスポットなのです。
一般にはあまり知られていませんが、もし見学に訪れる機会があればぜひ利用してみてください。
JAXAの食堂は、相模原キャンパス内にあります。
まず、宇宙科学探査交流棟で受け付けている見学者受付を済ませましょう。
食堂は平日の11時30分から午後1時までの90分しか回転していません。
また土日祝日はお休みですので、食堂を利用したい方は前もって予定を立てておきましょう。
JAXAの食堂メニュー
食堂では、リーズナブルな価格でさまざまなメニューが提供されています。
たとえば、プレーンのカレーならわずか360円という手ごろな価格です。
そのほかにも、日替わり定食など500円以下で楽しめるメニューがたくさんあります。
また、JAXAならではというユニークなメニューもいくつかあり、たとえば「スペースシャトルランチ」がそうです。
さらに併設の生協の売店や自動販売機も見どころで、ここでは宇宙食が買えます。
フリーズドライ製法で作られた宇宙食は、そのまま食べられるタイプやお湯で温めるタイプがあり、チキンライスやたこ焼き、アイスクリームなどメニューのバリエーションも豊富です。
なお、食堂はJAXAに勤める人たちも利用します。
ですので、お昼休みの時間は非常に混雑することを覚悟しておきましょう。
大人数で利用したい場合は特に注意です。
10人以上の団体での利用を考えているのなら、事前に(1週間前まで)に連絡しておく必要があります。
JAXAの食堂の魅力
JAXA食堂の魅力は、宇宙研究機関のキャンパス内で食事ができることでしょう。
食堂で提供される料理はわりと一般的な食堂メニューで、宇宙にちなんだ名前のメニューや宇宙食があるのが異色と言えば異色です。
やはりその真の魅力は、宇宙という遥か彼方の世界を追求する研究者たちの日常に、わずかながらでも触れられることにあります。
日々宇宙開発に携わる人たちと同じ空間で食事ができることだけでも、JAXAという場所が持つ特別な空気感を感じられる貴重な機会と言えるのではないでしょうか。