はらじゅく、男子。

大学生男子の美容事情

大学生男子の1日の美容時間

大学生男子の美容事情を近年のトレンドやデータをもとに考察すると、非常に興味深い傾向が見えてきます。
最近の調査によれば、大学生の男子のうち美容に毎日どれだけ時間をかけているかとの問いに対して、4割以上の人が10分以内と答えています。
さらに、まったく時間をかけないという人も1割以上いることがわかりました。
一方、30分以上を美容に費やす人も全体の2割弱ほど存在します。

これらのデータから一つの大きな事実が見えてきます。
それは、大学生男子のなかでも、美容に対する意識や取り組み方には非常にバラつきがあるということです。

女性は伝統的に、スキンケアだけでなくメイクやヘアスタイル、ネイルなど美容に関するケア項目が多いです。
したがって美容にかける時間が男性の方が短くなるのは理解できますが、そのような背景にあっても、美容を意識する大学生男子が増加しているのは間違いありません。
特に美容に30分以上もの時間を投資する男子は、肌の基礎ケアにとどまらず、髪型やネイル、さらには日焼け対策など、より幅広いケアを行っているのでしょう。

一方で10分以内、特に0分と答えた男子大学生は、特に日常の美容習慣がないか、あるいは最低限のケアしか行っていないと推察されます。
多忙な生活によりそんな余裕がないという人もいれば、美容に対する知識や興味がないからという人も一定数いるようです。

大学生男子の美容習慣の変化

美容習慣の変化という観点から、大学生男子の間でのトレンドや振る舞いはここ数年で確実に変わってきました。
一つのきっかけとして、SNSやYouTubeでの美容に関する情報発信の増加が挙げられます。
インフルエンサーや有名人が美容に関する情報やテクニックを発信することで、男子学生たちもその影響を受けて美容に興味を持つようになってきました。

また、最近の大きな影響としては、コロナ禍によるマスク生活が挙げられます。
マスクをすることで自分の顔の一部しか見えなくなるため、目元や眉毛など露出する部分への意識が高まったのです。
一方で、マスクによる肌荒れを避けるためのスキンケアの必要性も意識されるようになりました。

自宅での時間が増えたことで、自分磨きの時間が増えたという声も聞かれます。
オンラインでのコミュニケーションが増え、自分の顔をカメラで見ることが増えたことで、肌の状態や髪型など、見た目に対する意識が高まってきたわけです。
そのため、自宅でのスキンケアやヘアケアの時間を増やしたり、美容関連のグッズを購入する機会が増えたという人も少なくありません。

加えて、長時間の在宅生活では生活リズムに乱れが生じて、それが肌荒れや体調の不調となって現れることもあります。
このような状況で、質の良い睡眠を取る、バランスの良い食事を心がけるなど、美容だけでなく健康にも気を使うような習慣が生まれてきました。