渋谷界隈で見かけるメンズファッションいろいろ
キレカジ系・サロン系・HIPHOP系・裏原宿系などファッションの種類についてご紹介します。
渋谷といえば都内でもナンバーワンと言ってもいいくらいに多くのファッションブランドショップがある場所なので、毎回歩くたびに新しいアイテムや流行の兆しを見つけることができます。
ただここ最近は不景気のせいか1番ファッションに興味を持つ年代の10代~20代前半くらいの人がお金をかけないファッションを好むようになってしまったせいかいまいちとんがったデザインのものが出てこないなという印象はあります。
とはいえ細かく流行の移り変わりはあるもので、これまで渋谷が発祥になっていたファッション分野が少しずつ進化をしてきているという波は感じています。
今メンズファッションの主流になっているのが「ネオ90sファッション」と言われるスタイルで、最初に挙げたような切れカジ系やサロン系といったバブル真っ盛りの頃に登場してきたファッションを今風にアレンジするというやり方になっています。
なのでこれから渋谷~原宿らしいファッションということで自分の路線を探すなら、まずは90年代までに爆発的に流行したファッションジャンルについてしっかり復習をしておくことが大切になります。
クールにまとめるならキレカジやサロン系
現在でも90年代とあまり変わらないスタイルで通用するのが「キレカジ系」や「サロン系」と言われるファッションです。
「キレカジ」とは「キレイめカジュアル」という意味で、カジュアルファッションではあるけど清潔感を感じることができる服装として言われています。
ある意味他のファッションジャンルの基本になる着こなし方法で、一歩間違うとダサいオタクファッションになるという危険性がありつつも、定番の方法として定着しています。
基本的にはダメージのないデニムやカラージンズにカジュアルシャツやジャケットをあわせるという方法がとられます。
キレカジから一歩進んだのが「サロン系」と言われるファッションです。
サロン系とは文字通りヘアサロンなどでカリスマ美容師がよくやっているファッションということからきた言葉で、体型をシルエットとして積極的に活かすタイトジーンズやカラーデニム、それにTシャツなどを合わせていきます。
定番としては細身のパンツにふわっとしたカーディガンやカットソーを合わせるという方法が使われます。
個性を追い求めてこその原宿
一方でキレカジからキレイを捨ててよりとんがったファッションを追い求めて行くのが「HIPHOP系」や「裏原宿系」と言われるジャンルです。
「HIPHOP系」の亜流として「B系」や「エクストリーム系」「スケーター系」といったものもありますが、どれも基本的にアメリカのハーレムなどでよく使用されているファッションがもとになっています。
最もわかりやすいのが「HIPHOP系」で、ダボダボのTシャツに腰で履いたバギーパンツ、スニーカーもしくはバスケットシューズといったお決まりのスタイルがあります。
人気のDJやライブハウスのロゴを使ったトップスが使われていることもよくあり、そこからブランドとして発展していったグッズもあります。
HIPHOP系よりもややキレイ目にまとめたのが「スケーター系」で、こちらはスケートボードをするときの服装ということで動きがとりやすい服装でまとめてあります。
とはいえストリート系ということでは共通しているので大きいサイズのデニムやパーカー、ロゴ入りのシャツなどが好まれています。
最後にちょっと特異な方向として紹介したいのが「裏原宿系」です。
裏原宿系ではメンズファッションはレディスより比較的おとなしいのですが、中にはレディスもびっくりの最先端ファッションをしてくるグループもあります。
メンズ向けの裏原宿系の特徴としては近寄りがたい雰囲気を出すという流れがあり、本格的なミリタリーやパンク系などかなり着こなしが難しいデザインが使われています。
代々木あたりのファッション専門学校で新しいファッションを提案していることもあり、どちらかというとアニメや漫画などのファンタジー的な要素が大きいと言えるかもしれません。