はらじゅく、男子。

古着の魅力を語る(笑)

ジーンズ

ヴィンテージファッションの種類

ヴィンテージものというともう言葉を聞いただけでわくわくしてしまうものです。

ファッション以外にもインテリアや家具、自動車なんかにもよくあるヴィンテージものですが、ファッションの場合には直接自分の身につけるというところが大きく違っています。

ヴィンテージの魅力について語る前にちょっと言葉を詳しく分類すれば、単に新品ではない中古の洋服のことは「ユーズド」といいます。

ヴィンテージも一度は誰かの手に渡り使用されたことがあるということではユーズドの一種なのですが、その保存状態がよくだいたい30年以上昔に製造されたものをさしています。

ただ完全にユーズドとヴィンテージを分ける定義があるというわけではなく、感覚的にユーズドのファッションの中でも古さがそのまま味になっているというもののことをさすようです。

他にもユーズドとして出回っている洋服の中でも、大量生産をされていない一点ものの場合も特別にヴィンテージものとして扱うこともあります。

ユーズドの古着の魅力を挙げてみます

古着というとヴィンテージでなければいけないようにも思いますが、ユーズドとして販売されているものにも充分に魅力がたくさんあります。

というか、原宿や下北沢などの古着屋さんで販売されているものの9割方はユーズドの古着です。

ユーズドファッションの一番の魅力はなんといっても「安い」ということにつきます。

それは一度誰かが買ったものなのですから新品よりも安くて当たり前なのですが、ほとんど使用していないようなものが古着として売られていることもありますし、いかにも自分でうまく着古していったという雰囲気をそのまま使ったファッションにしていくこともできます。

特にデニムの場合は新品のときから履きこなしていくと自然にシワや色抜けが出てくるので、そうした雰囲気をうまく自分のファッションに取り入れることができるのがいいところです。

仮に自分で新品を購入してそうした色抜けやシワを出そうとするとかなりの時間がかかってしまいますし、管理方法にも気を使わないといけないので、最初からできあがった状態で購入できるユーズドはとても便利です。

また逆にいわゆる「デッドストック」という、未使用のまま長年倉庫に眠っていた製品をユーズドとして購入することができたりもします。

これもデニムでいうと、数年~数十年前のジーンズは現在とは染色方法やステッチが違っていたりするので、そうした今では絶対に手に入らない製品を新品で購入できるといったようなメリットもあります。

探せば探すだけ魅力も増えるというのもユーズドの魅力なんじゃないかと思います。

ヴィンテージは取り扱いに注意

そんな魅力たっぷりの古着類ですが、新品で購入する時とはまた違った注意をしなくてはいけません。

ヴィンテージアイテムというのは製造されてから長い時間が経過しているものですから、現在のようにしっかりとした裁縫がされていなかったり、素材そのものがもろかったりします。

とくに染色の技術はその国の技術レベルや時代によってかなり現在と違っているので、うっかりほかの洗濯物と同じように扱ってしまって一気に色落ちしてしまったり、ほかの洋服まで台無しになってしまったりします。

家具なんかでも、数十万~数百万もするようなヴィンテージ家具の方が数千円で購入できるものよりも毎日の管理の手間がかかって面倒なんてこともよくあるので、そうした細かい管理ができないとヴィンテージを着こなすのは難しいんじゃないかと思います。