16時間断食が痩せると話題に！？

巷に話題のダイエットは色々とありますが、その中でもひときわ目立っている存在が『16時間断食ダイエット』です。
この16時間断食ダイエットのキーワードが『オートファジー』であり、このオートファジーを狙って引き起こすことがダイエットを成功させるためのコツとなっています。
16時間断食ダイエットとは具体的にどんな事をするのか、オートファジーっていったい何なのかを見ていきましょう。

16時間断食って具体的に何をするの？

断食というワードが入っているのでなんとなく何をしたらいいのか想像できると思いますが、より具体的に解説すると1日の中で16時間以上食事を一切しない期間を設けるというモノです。
具体的に1日のスケジュールで考えると、12時にお昼を食べたら20時までに夕飯を食べてそれ以降は次の日のお昼間で何も食べないというスケジュール管理になってきます。
逆に考えれば8時間以内ならば何を食べてもOKであり糖質摂取量を計算したり、摂取カロリーを計算する必要もないのでかなり楽なダイエットと言えるでしょう。

非常に楽なスケジュール管理ではありますが、あえて飢餓状態に己の肉体を追い込む事になりますので、己の筋肉が消費されてしまうことで筋肉量まで低下するという可能性もあります。
そのため、美しく痩せるためなら1日10分程度の筋トレも推奨されているということも覚えておきましょう。

オートファジーって何？

オートファジーというのは『飢餓状態でも生き残るために細胞の中にある余計なモノを取り除きタンパク質を補う』という作用です。
オートファジーはギリシャ語で『オート』が『自己』、『ファジー』が『食べる』という意味があり、自食作用と解説される方もいます。
細胞内にある不要な物質を自分で判断して分解するかなり特殊なシステムですが、これは人間だけが持つ機能ではなく核を持つ細胞からなる生物である『真核生物』ならば備わっている力となっています。

元々この機能は古くなったタンパク質を処理して新しいタンパク質を生み出す仕組みだったのですが、ある程度の空腹期間を設けて運動を取り入れるとオートファジーがより活性化して痩せやすい状態を作れるということで話題になったのです。

オートファジーを活用して痩せたという報告は多数だが、無理はNG

オートファジーを活用することで無理なく痩せたという報告はネット上で大量に見受けられますが、最大のメリットは最大のデメリットとしても跳ね返ってきます。
メリットは食事のルールがほとんど不要で軽い運動をするだけでも痩せる可能性が高いと言うこと、デメリットは空腹時に運動をすることになるので軽い運動であったとしてもキツイと感じることが多いということでしょう。

お腹が満ち足りた状態と軽い飢餓状態になっている状態では力の入り具合が大きく異なるので、普段と同じように筋トレやランニングをした場合直ぐにへばってしまう可能性があります。
そのため、オートファジーを本格的に取り入れる場合は飢餓状態でも動けるような運動メニューを組む必要があるのです。